退職・転職後の年金記録の確かめ方(ねんきん定期便・ねんきんネット)

転職や退職を重ねると、厚生年金の加入期間や国民年金に切り替えた期間が記録に正しく残っているかを確かめたくなります。ねんきん定期便とねんきんネットで見られる内容、もれ・誤りの申出、加入期間と年金額の関係を日本年金機構の公式ページで整理します。

ねんきん定期便で確認できること

日本年金機構によると、「ねんきん定期便」は年金制度への理解を深めること等を目的に、毎年誕生月に、ご自身の年金記録を記載してお送りしているものです。年齢によって形式と内容が異なります。

区分形式載っている内容
50歳未満(35歳・45歳以外)ハガキ保険料納付額、月別状況(直近13月)、年金加入期間、これまでの加入実績に応じた年金額
50歳以上(59歳以外)ハガキ保険料納付額、月別状況(直近13月)、年金加入期間、老齢年金の種類と見込額
35歳・45歳封書保険料納付額、年金加入期間、これまでの加入実績に応じた年金額、これまでの年金加入履歴、月別状況(全期間)
59歳封書保険料納付額、年金加入期間、老齢年金の種類と見込額、年金加入履歴、月別状況(全期間)

転職や退職が多い人は、全期間の加入履歴が載る35歳・45歳・59歳の封書が、勤め先ごとの加入期間と国民年金に切り替えた期間を通して見直せる機会になります。それ以外の年は、ハガキの月別状況で直近13か月を確かめられます。

ねんきんネットでいつでも確認する

日本年金機構の「ねんきんネット」は、インターネットを通じて、パソコンやスマートフォンからご自身の年金記録を確認できるサービスです。条件を設定して、将来受け取る老齢年金の見込額を試算することもできます。電子版ねんきん定期便も利用できます。

項目内容
登録方法マイナポータルとの連携、またはユーザIDの取得の2つ
確認できること年金記録、将来の年金見込額、電子版ねんきん定期便、年金振込通知書などの通知、届書の電子申請、持ち主不明記録の検索
簡易な試算厚生労働省の「公的年金シミュレーター」はユーザー登録なしで将来の年金額を簡易に試算でき、ねんきん定期便の二次元コードからもアクセスできる

記録に「もれ」や「誤り」があったとき

日本年金機構は、ねんきん定期便の年金加入記録を十分に確認し、もれや誤りがある場合は「年金加入記録回答票」に必要事項を記入して、同封の返信用封筒で返送するか、お近くの年金事務所へ提出するよう案内しています。すでに調査を申し出ている期間は、新たに回答票を出す必要はないとされています。

調査に必要な書類など個別の扱いは、お近くの年金事務所へ確認してください。

加入期間は将来の年金額にどう響くか

年金日本年金機構の説明
老齢基礎年金保険料納付済期間と保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある場合に、65歳から受け取れる。20歳から60歳になるまでの40年間の国民年金や厚生年金の加入期間等に応じて年金額が計算される
老齢厚生年金老齢基礎年金を受け取れる人に厚生年金の加入期間がある場合に、老齢基礎年金に上乗せして65歳から受け取れる。厚生年金に加入していた時の報酬額や加入期間等に応じて年金額が計算される

退職から再就職までの間に国民年金の手続きや保険料の納付をしなかった期間があると、記録の空白として残ることがあります。切替の手続きは退職後の国民年金への切替手続きで確認できます。免除や納付猶予を受けた期間は、保険料を全額納付した場合と年金額への反映が異なります。

将来の見込額そのものは、報酬額や加入期間、受け取り開始の時期によって変わります。このページでは金額の計算はせず、ねんきんネットや公的年金シミュレーターで確認する方法を示すにとどめます。在職中に年金を受け取る場合の調整は在職老齢年金の支給停止額で整理しています。

よくある質問

ねんきん定期便には何が書かれていますか。

日本年金機構によると、ねんきん定期便は毎年誕生月に、年金記録を記載してお届けするものです。50歳未満(35歳・45歳以外)はハガキで、保険料納付額、月別状況(直近13月)、年金加入期間、これまでの加入実績に応じた年金額が載ります。50歳以上は年金額の代わりに老齢年金の種類と見込額が載ります。35歳・45歳・59歳は封書で、年金加入履歴と月別状況(全期間)も載ります。

ねんきん定期便の記録に、もれや誤りがあったらどうしますか。

日本年金機構は、「年金加入記録回答票」に必要事項を記入し、同封の返信用封筒で返送するか、お近くの年金事務所へ提出するよう案内しています。35歳・45歳・59歳の封書には回答票と返信用封筒が同封されています。

いつでも自分の年金記録を見るにはどうしますか。

日本年金機構の「ねんきんネット」で、パソコンやスマートフォンから年金記録を確認でき、将来の老齢年金の見込額も試算できます。電子版ねんきん定期便も使えます。登録はマイナポータルとの連携か、ユーザIDの取得の2つの方法があります。

転職や退職を重ねると、加入期間は年金額にどう響きますか。

日本年金機構によると、老齢基礎年金は20歳から60歳になるまでの40年間の国民年金や厚生年金の加入期間等に応じて計算されます。老齢厚生年金は厚生年金に加入していた時の報酬額や加入期間等に応じて計算されます。受給には受給資格期間が10年以上必要です。個別の見込額は、ねんきんネットの試算などで確認してください。

日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」「年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合」「ねんきんネット」「老齢厚生年金の受給要件・支給開始時期・年金額」「老齢年金(受給要件・支給開始時期・年金額)」(2026-10-15確認)にもとづく一般的な説明です。個別の加入記録や年金額は事情により異なります。記録の調査や見込額の確認は、年金事務所またはねんきん定期便・ねんきんネット専用番号へお問い合わせください。

出典