30代・40代・50代の退職金相場の調べ方(年齢でなく勤続年数で見る)

年代で退職金を調べたい人向けに、年齢と勤続年数の対応、東京都のモデル退職金の金額(大学卒・高校卒の勤続10〜35年)、相場と手取りを確かめるページを案内します。

退職金の表は年齢別でなく勤続年数別

退職金の公的な表は、勤続年数で区切られています。このサイトが取り込んだ東京都「中小企業の賃金・退職金事情(令和6年版)」、厚生労働省「就労条件総合調査」、中央労働委員会「賃金事情等総合調査」には、30代・40代・50代といった年代別の平均額はありません。

東京都の表には年齢の列がありますが、これは「その学歴で新卒入社し、勤め続けた人」を想定した年齢で、実際の平均年齢ではありません。厚生労働省の調査は、勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者が対象です。

年齢と勤続年数の対応(東京都のモデル)

東京都(令和6年版)の調査産業計で、表が置いている年齢です。転職した人は年齢でなく、いまの会社に入社してからの勤続年数で読みます。

年代学歴勤続年数モデルの年齢自己都合退職会社都合退職
30代大学卒15年37歳209.3万円255.9万円
30代高校卒15年33歳190.3万円237.3万円
30代高校卒20年38歳288.1万円342.8万円
40代大学卒20年42歳346.8万円408.1万円
40代大学卒25年47歳507.3万円615.6万円
40代高校卒25年43歳434.2万円510.0万円
40代高校卒30年48歳575.7万円657.0万円
50代大学卒30年52歳750.7万円776.2万円
50代大学卒33年55歳796.8万円889.7万円
50代高校卒35年53歳700.8万円790.5万円

金額は、東京都の表(千円単位)を万円に直した値です。対象は都内・従業員10〜299人の中小企業で、全国の平均や大企業の金額ではありません。同じ年代でも、学歴と勤続年数で金額は大きく違います。ほかの業種・学歴・勤続年数は相場を見るのページで選べます。

年代ごとの調べ方

年代まず確かめること進むページ
30代いまの会社の入社年から勤続年数を数える。転職していれば前職の年数は含めない業種別・企業規模別の相場、勤続年数の数え方
40代勤続20年を境に退職所得控除額の増え方が変わる(20年超は1年あたり70万円)退職金の手取り早見表、手取り計算
50代定年退職か早期退職か、会社都合か自己都合かで金額の列が分かれる退職理由別の比較、定年退職金の推移

税の計算も年齢でなく勤続年数で決まります。退職所得控除額は早見表で確かめられ、勤続5年以下の人は短期退職手当等の扱いになります。

自分の条件で試算する

勤続年数、退職金額、退職理由が分かれば、手取り計算で所得税・住民税を引いた手取りを試算できます。自分の会社の退職金額は、退職金規程の読み方を見て就業規則や規程で確かめてください。

よくある質問

40代の退職金の平均はいくらですか。

このサイトが取り込んだ東京都・厚生労働省・中央労働委員会の表には、年齢別の平均額はありません。東京都の令和6年版モデル退職金で、調査産業計・大学卒の勤続20年(年齢42歳)は、自己都合退職346.8万円、会社都合退職408.1万円です。年齢は表のモデルが置いた前提で、40代の人の平均額ではありません。

転職したことがある場合、年齢の行を見てよいですか。

見ないでください。退職金の表のモデルは新卒で入社して勤め続けた人を前提にしています。転職した人は、いまの会社に入社してからの勤続年数の行を読みます。

50代で退職すると、退職金の税金は変わりますか。

税の計算は年齢でなく勤続年数で決まります。国税庁のタックスアンサーNo.1420の退職所得控除額は、勤続20年以下は40万円×勤続年数、20年超は800万円+70万円×(勤続年数-20年)です。年齢で控除額は変わりません。

東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(令和6年版)」第8表と、国税庁タックスアンサーNo.1420にもとづく一般的な説明です。表の金額は調査対象企業の平均的なモデル額で、自分の会社の支給額を示すものではありません。個別の税務は税理士または税務署へ確認してください。確認日: 2026-10-15。

出典