退職金の自己都合と会社都合の差(東京都の中小企業 勤続10・20・30年)

東京都の令和6年版調査から、自己都合退職と会社都合退職のモデル退職金を、高校卒・大学卒の勤続10年・20年・30年で並べます。

自己都合と会社都合のモデル退職金の比較

東京都産業労働局の「中小企業の賃金・退職金事情(令和6年版)」は、都内の従業員10〜299人の中小企業を対象に、学歴と勤続年数ごとのモデル退職金を、自己都合退職と会社都合退職に分けて集計しています。調査産業計の平均を下の表に並べました。月数は、退職金額を所定時間内賃金(月額)で割った値です。

学歴勤続年数自己都合退職会社都合退職差(会社都合−自己都合)
高校卒10年98.5万円(3.9か月)126.4万円(5.0か月)27.9万円
高校卒20年288.1万円(9.3か月)342.8万円(11.1か月)54.7万円
高校卒30年575.7万円(15.9か月)657.0万円(18.1か月)81.3万円
大学卒10年112.5万円(3.9か月)144.8万円(5.0か月)32.3万円
大学卒20年346.8万円(9.8か月)408.1万円(11.6か月)61.3万円
大学卒30年750.7万円(17.8か月)776.2万円(18.4か月)25.5万円

どの区分でも会社都合退職のほうが多くなっています。差は勤続10年で30万円前後、勤続20年で55万〜61万円前後です。勤続30年では高校卒が約80万円、大学卒が約25万円と開きます。月数で見ると、勤続10年は自己都合3.9か月に対して会社都合5.0か月で、1.1か月分の差です。

定年まで勤めた場合のモデル退職金

定年退職の区分は、自己都合の集計がなく、会社都合のみ掲載されています。調査産業計の定年時のモデル退職金は、高校卒が974.1万円(23.5か月)、大学卒が1,149.5万円(24.9か月)です。

この表の読み方

金額から手取りを試算する

退職金には退職所得控除が使え、税金は一般に給与より軽くなります。受け取る額が決まったら、手取り計算で税引後の手取りを試算できます。早見表は退職金の手取り早見表にあります。

東京都「中小企業の賃金・退職金事情(令和6年版)」第8表のオープンデータ(確認日2026-10-08)にもとづく一般的な統計の紹介です。個別の退職金額を保証するものではありません。

出典